
左図にあります通り、リングマグネットを外周N極、内周S極(又はその逆極性)に着磁行う詳細についてご説明させて頂きます。

原理といたしましてはコイルを同軸上に2個配置して製品設置位置を中心として反発磁界を発生させます。
反発磁界は径方向(ラジアル方向)の磁界に変化します。前記によって外周面すべてがN極、内周面すべてがS極の着磁を可能にいたします。






磁気ベクトルモデル
図2、図3は指示軸Aを中心とした回転体と設定してマグネットに印可される磁界を解析したデータになります。上下のコイルに中心に向かって反発磁界を発生させ、マグネットを着磁する為の有効な磁界をラジアル方向に得ています。
内外周単極の寸法比率制限について
内外周単極着磁につきましてはすべての形状に対応する事は出来ません。
着磁の難易度は対象磁石の寸法比率に依存します。右図の寸法Aに対してBが比率的に小さい場合には着磁は容易です。寸法Aに対してBが比率的に大きい場合には着磁は困難になります。
コイルの反発磁界を利用して着磁を行うのでコイル間ギャップが大きいと上下端部で磁束が”曲がって”しまい、中心部に有効な磁束を発生させる事が出来ません。
着磁の容易さは※パーミアンス係数にも関係しますのでC寸法も重要になるのですが、おおよそA寸法に対してB寸法が1/4以下であれば着磁を行う事が可能です。
(リング磁石内径の半径の1/2以下が厚み寸法であれば着磁は可能)
※パーミアンス係数
永久磁石が持つ磁束密度と、それに対抗して発生する磁界強度の比率。
磁化方向の厚みが厚く、断面積が小さい(細長い)磁石ほど、パーミアンス係数は大きくなります。パーミアンス係数が小さいと反磁界の影響を受けやすく着磁が困難になります。






